源泉に枡を据え付け、砂利、小石、大石の順に入れ、ストレーナーを固定する。ストレーナーにパイプを繋ぎ込み、小川に沿って這わせる(100メートルのパイプを2本ジョイントし、200メートル下方まで。これが重いのです。)。ブロック基礎の上に貯水タンクを据え付け、パイプを繋ぎ込む。と、清水が勢い良く注ぎ込まれ、600リットルタンクがあっという間にパンパンに膨れ上がる。慌てて蓋を外すと、間欠泉のような水柱がそびえ立ち、びしょびしょ。しかしながら、石油を掘り当てたような喜びなのです。
次は、貯水タンクから建物内までの引き込み作業。水が凍らないよう、凍結深度(水の凍らない地中の深さ)50センチ以上の溝を掘る。大きな石がゴロゴロと埋まっているので、鍬では歯が立たない。ツルハシを用意して石をも砕いてゆく。気分は炭鉱夫、もしくは西側への亡命者(先日観た映画「トンネル」をイメージしつつ)。50メートルの溝を掘り終えたらパイプを埋設する。建物の手前で分岐させて屋外水栓を設置し、もう一方は給湯機へ。最後にこのパイプと貯水タンクとを繋ごうとしたら接合部から水漏れがある。力尽くでねじ込んだら破損してしまたのです。がっかり。
力も尽きてしょげていると、すぐ横の小川でピチャピチャと音がする。なんだろう、川辺の小枝が揺れているのかな?と思って目をやると、水量の減った浅瀬で大きな岩魚が跳ねている。手づかみ。
今夜のおかずにしようかなと思ったのですが、思い直して庭にある自然池に放ってやることにしたのです。しょげている姿を見て慰めに来てくれたような気がしたので。
2010/11/13
2010/11/07
蛇口を捻るだけでは何も出てこない
水源から引き込む水を給湯器に入れ、沸かしたお湯を室内へ供給するのです。つまり、繋ぐ水道管は2本。
湯を沸かす為のエネルギー源は、200Vと100V。繋ぐ電線は2本。そして、リモコン用の線が1本。凍結防止ヒーターも忘れずに。
あとは、基礎にアンカーでしっかりと固定するだけ。給湯器の設置は終わりましたが、まだお湯は手に入りません。それにはまず水を確保しなくてはならないのです。約250M山手にある水源から清らかな湧水を引き込む予定なので、もう一苦労です。
松下幸之助は水道哲学と称して、安易に得られる利便性を追求したが、これが何も出来ない日本人、DIYの苦手な日本人、簡単に物を捨てる日本人、を育てたのではないでしょうか?戦後の日本経済を支えてきた使い捨て家電文化の弊害。
この世には、何でも出てくる魔法の蛇口など存在しないのです。便利な物やサーヴィスの背景には、様々な労力と資源が投入されているのです。
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