2012/03/21

雉も鳴かずば撃たれまい

藪の中で音がする。雉です。
食物の少ない雪山に残る赤い実を食べにきたようです。
雪上の赤い実は小さくても良く目立ちます。鳥に種を遠方へ運ばせ、繁殖しようとする工夫なのでしょう。鳥の糞に混じって雪の上に落ちた種は、雪解けまで眠り、雪解けと共に湿った土の上で芽を出すのです。

2012/03/19

動物の歩く道は人も歩きやすい

3月に入ると温かくなり、雪がしまってくるので、雪上散歩には絶好の季節です。
雪が、草藪や虫や蛇を覆ってくれるので、夏には歩くのが困難な場所でも気持ち良く歩けるんです。近頃は、朝一で裏山を散策するのが日課になってきました。しかし、どんなに早起きしても、動物達に先を越されてしまっているのです。いつでも雪の上には、動物の足跡だらけ。未だに新雪に一番乗りは出来ないのです。
小さな足跡、大きな足跡、深い溝のような跡、、、。沢水を飲んだり、木肌をかじったり、転げまわったり、しながら徘徊した様がうかがえます。大きな足跡があったらドキドキです。耳を澄まし、目を凝らし、鼻歌(たいがい、「ハイジ」か「森の熊さん」)をうたい、鈴を大きく鳴らしながら、歩を進めます。