2011/12/27

病気の無農薬果実と健康な農薬果実

野菜や果実は無農薬が良いと言われる。が、本当にそうなのだろうか?
隣人に無農薬で林檎の栽培を試みている人間がいる。写真のリンゴはその隣人にもらった林檎である。
そもそも。われられ現代日本人の慣れ親しん林檎というのは、農薬の散布を前提として品種改良されたものである。大きくて、赤くて、甘くて、蜜の入った林檎。その農薬栽培を前提とした林檎を無農薬で栽培することに大きな矛盾を感じてしまうのです。
自然界に自生する林檎の原種というのは、小さくて、青くて、そんなに甘くなくて、およそ我々のイメージのリンゴとはかけ離れたものです。これが、無農薬の自然な林檎。
隣人にもらったリンゴは、無農薬ゆえに虫に喰われ、病気にかかった、醜いものです。こんな林檎を、美味しいと言って食べる人を良く目にします。でも本当においしいのだろうか?病気にかかっていない、虫に喰われていない、林檎の方が私には美味しいように思えるのです。
人間に置き換えてみましょう。薬を使わずに病に犯された人、薬によって病に打ち勝った人、どちらが健康なのでしょう?
病気にかかった無農薬林檎と、健康な農薬林檎。さあどっちを選びます?

2011/11/13

木目の流れを読む

近頃は薪割りが朝飯前の日課です。
チェーンソーで珠切りした丸太はまだ山になっている。この山を雪が降るまでに割らねばなりません。
両足を肩幅に広げてしっかりと地面を踏みしめる。丸太の木目を読み、適切な打点を定める。重い斧を頭上に高く振り上げ、重力を最大限利用して、打点に叩き込む。叩き込む瞬間にはしっかりと腰を入れ、手振りにならないように注意する。目は打点から離さない。
サッカーーン、と軽い手応えで割れると、なんとも言えぬ快感。だが硬い木はそう容易くは無い。木目を外すと斧が弾かれる、手が衝撃で痺れる。年輪が2つに分かれていたり、横枝があったり、木目が捻じれていたりしても気持良くは割れない。力づくで叩き割らなくてはならない。

ストレス解消、基礎体力作り、精神鍛錬になりそうです。

2011/09/18

省エネ、紫外線無し、虫寄らず

灯りを全てLEDに換えてみた。
LEDの灯りには虫が寄らないと聞いていた。全く虫が寄り付かなくなったわけではないが、確かに虫が激減したことが実感できる。
ところが、近頃夜になると窓に蛙が張り付いている。
もしかして、爬虫類はLED光を好むのか?
蛙を狙って蛇が現われるかも?(こわっ)
その蛇を狙ってフクロウが登場?(我らがヒーロー!)

2011/09/17

尾瀬の秋はタバコの香り

朝起きたら気持の良い秋晴れだったので、2年ぶりに尾瀬に出掛けました。登山のような意気込みは要らない、普段着のまま散歩感覚で歩けるので好きです。気がつくと、ついハイジの歌を口づさんでいるです。
ところがすれ違う顔は何故かどれもどんより。きっと、タバコの煙で曇っちゃったんでしょう。彼女ら(女性スモーカーがとっても多かったので
)は、あんなに空気のおいしい大自然の中で、何故わざわざ煙を吸うのでしょうね?今日の尾瀬は喫煙率が高かったのです。だいぶ空気が汚れちゃいましたね。

2011/09/15

来年の芋=今年の芋=昨年の芋=..............

今年もジャガイモはなかなかの豊作。
少々痛んでいた昨年のジャガイモを種にしたので不安だったのですが、問題無かったようです。
芋(肥大化した根)を植えて増やすのですから、一種のクローン栽培です。ということは元になる遺伝子がとっても重要なはず。なかなかの収量であったことを考えると、種芋の痛みは、遺伝子的な欠陥ではなく、保存状態に問題があっただけのようです。
そんな状態の悪い種芋でも、立派な芋が出来たということは、逆に強い遺伝子だったのでしょう。

2011/09/12

顔はそのままで体だけを捻じる

向日葵の花はいつでも太陽に向いているものだと思い込んでいたが、どうやら違うらしい。満開を迎えた向日葵の花は、早朝から夕方まで、東を向いたままなのです。花をつけるまでの葉は、太陽と共に東から北へと回っていたのに。
光を必要とするのは葉だけということか?花は光合成を行わない?

2011/09/11

自力で暖を確保する

夏も終わりが近づき、朝晩は随分と冷え込むようになりました。そろそろ冬支度をしなくてはなりません。
我が家の唯一の暖房器具は薪ストーブなのですが、薪の用意が全く出来ていないので、大慌てです。不要な間伐材をもらい、工事現場で伐倒した障害木をもらい。現場で50センチ程の玉切りにしてせっせと運んで、ようやく軽トラ10杯分が溜まったのです。
さて、あとは薪割りをのんびりと楽しみましょう。

2011/08/27

ハイカラ(HighCollar)

古い洋館の屋根にのった顔つき軒瓦。白壁赤枠の建物によくマッチしています。西洋文化が日本に入り始めた明治初期の作為性を感じないカルチャーミックスがいい味だしてます。こういうバランス感をハイカラと呼ぶのでしょう。
ハイカラと言えば、近年とっても高い襟のシャツを着たサラリーマンを見かけるようになりました。襟ボタンが2つも3つもついているシャツです。首の短い日本人があんなに高い襟を着ちゃ、まるでムチウチ患者のようですよね。

2011/07/19

向日葵の首は何故捻じれないのだろう?

向日葵の花が常に太陽を向きながら回ることは知っていた。
庭に植えた向日葵達は花をつけるにはまだまだ時間が掛かりそうだが、ふと気付くとこの小さな苗達もしっかり回っているのです。朝、東を向いていた葉が午後には一斉に西を向くのです。そして日が暮れると葉を垂れてしまう、まるで眠りにつくように。

何故、向日葵の首はぐるぐるに捻じれてしまわないのだろうか?人間が首を回すような動きをしているのだろうか?夜、葉を垂らしている間に元の位置に戻るという往復運動をしているのだろうか?向日葵の周囲を回転する人工灯を設置したら、捻じれるのだろうか?どれだけの回転スピードにまでついて来れるのだろうか?都会の向日葵は、夜も眠らないのだろうか?
夏休みにでもじっくりと観察してみよう。

2011/07/06

糞尿混じりの蜜

ミツバチをしばらく預かった礼にと、にごり蜜をもらった。
にごり蜜とは、壊れたニホンミツバチの巣をかき出して、布を通して濾過しただけのもの。花粉、ローヤルゼリー、蜂の子、蜜蝋、糞尿まで、混じったものだそうです。
殺菌の為に煮沸してから舐めてみると、これは旨い!とろみは弱くサラッとしているのですが、味はとっても濃い。黒糖のようで、きな粉のようで、フルーツ酢のようで、かぶと虫のようで、メイプルシロップのような、複雑で驚きの味。
一般に市販されているハチミツって西洋ミツバチのものなんですね。

2011/06/30

鹿がたぬき(田抜き)

田植をしているお婆さんにしては様子がおかしいぞ、体の調子でも悪いのか、と思い慌てて駆け寄ってみるとそこに居たのは鹿。
田植とは逆の要領で、一苗一苗順番に抜き取っては食べてゆく。とても長閑な風景。追い払う気になれず、そっと退散。

2011/06/24

グラスファイバーの巣 *偶然のデザイン*

いつの間にか我が家の壁沿いにキセキレイの巣が3つ。そういえば、つがいのキセキレイが、毎日せっせと歩き回っていた。
この巣、良く観ると小枝の間に白い繊維が混じっている。なんと、グラスファイバーである。バスルームのFRP防水工事で使用したグラスファイバーに違いない。キセキレイ達は、屋外に落ちていたグラスファイバーの繊維を見つけ、これ幸いと巣作りに利用したようだ。
意図的にもっと多くのグラスファイバー繊維を落としておいたらどうなるだろう?グラスファイバーの混合比率が上がり、繭のように白くて美しい巣を作るのかもしれない。軽くて丈夫で耐水性のあるグラスファイバーの巣。何年も使える高性能住宅。
そんなハイテクな巣を手にしたキセキレイはどうなるだろう?巣作り労働から解放され、もっと美しい歌を奏でるようになるかもしれない。食事に割く時間が増え、ポッチャリしてしまうかもしれない。雛は居心地の良い巣に引き篭もってしまうかもしれない。

2011/06/18

人の命はミツバチに支えられている

我が家にニホンミツバチがやってきた。となり村の知人が養蜂箱を庭の梅の下に置いていったのだ。
知人は自分の家の近所で分蜂群(この時期になるとミツバチは新たな巣を求めて古巣を後にし、巣が見つかるまで球状に群を成している)をつかまえて箱に入れたのだが、元の巣が近すぎては戻ってしまうことがあるという。で、少し離れた我が家にやってきたのである。
巣箱の出入口は働き蜂がひっきりなしに出入りしている。脚にはたっぷりと花粉がついている。働き蜂はこうしてせっせと花々を飛び渡って蜜を集める。同時に花粉を運び、植物を受粉させる。受粉によって実った農作物を人が食べる。自然の摂理には本当に感心させられます。
「ミツバチがいなくなったら人類は4年以内に滅びる」とアインシュタインは言ったそうだ。そうなっては困りますので、来年には我が家でもニホンミツバチを飼ってみようと思う。しばらくはこの借り物で生態研究です。

2011/06/02

補償を恐れる必要はない

FRPの上からタイルを直に貼ることにした。
サンドペーパーでFRP面を荒らしをたり、樹脂が乾く前に砂を蒔いたり、等の下処理をしないとFRPにはなかなか接着が出来ないと言う。だが、FRPを削ると細かなガラス粒子が舞って危険だし、液体樹脂が発する悪臭をこれ以上吸いこむのも嫌なので、悩んだ末、下地処理は省略。そのまま試し貼りしてみたところ、ガッチリと接着されたのでOK。万が一、剥がれたら、自分で修理すればいいだけですから。
窓周りを基準に墨でガイドラインを引き(職人はガイド無しでピシッと仕上げるのだから流石です)、丁寧にタイルを貼ってゆきます。この作業はパズルのようで楽しい。ようやく一面を完了。
まだまだ先は長い、いやまだまだ楽しめるぞ。

2011/05/31

ライ麦畑で...

ライ麦が元気に芽を出した。
イギリス人が著した愛読書には、麦の種を均等に手でばら蒔けるようになるには30年の熟練が必要と書かれている。初めてなので、練習のつもりでばら蒔いてみたが、そこそこのバランスである。どうやら筋は良いようだ(と自分を褒める)。
今年の夏は久しぶりにサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」を読み返してみようと思う。少年時代から何度か読みかえした本は、野崎孝訳版であった。今回は、村上春樹版を既に入手済である。風に揺られるライ麦畑の真ん中に椅子を据えてのんびりと読書をする。きっと、うとうとと昼寝をしてしまう。今年の夏の楽しみ。

2011/05/30

チクチク

シーラーが乾いたのでFRP防水作業を開始です。
まず、グラスファイバーシートを適当な大きさにカットします。(グラスファイバーの扱いはちょいと注意が必要です。ガラスの繊維ですから、体に刺さると痛い&危険なのです。誤って細かな破片が口にでも入ったら大変です。) そのグラスファイバーを硬化剤を加えた樹脂で圧着してゆきます。繊維に樹脂をしっかりと浸透させ、丁寧に空気を抜いてゆく作業です。ひたすらこの作業の繰り返し。猛烈な悪臭との辛い闘いなのです。
当初は全面を2~3層貼りする予定でしたが、省略することに。バスルーム全体を一層貼、水掛り部と腰下だけを2層貼り、としました。ま、これでも十分でしょう。
この作業を、休み休みで3日間。もうFRPは、見たくもありません。イームズのシェルチェアにもしばらくは座る気がしません。

2011/05/29

クローンシャボテン

シャボテンの新芽を摘んで、砂に挿しておくと根を生やすのです。
温かな季節になってきたので、この大量のチビシャボテンを大きな鉢に移してやることにしたのです。
このチビシャボテン達は、種から発芽したのではありませんので子ではありません。もともと親シャボテンの体の一部なのですから、子ではなくクローンなのです。親シャボテンと同一のDNAを持つクローン達。
挿し木という植物クローン技術は、とっても興味を抱かされるのです。なんだか、もっともっと突き詰めたくなる引力があるのです。
人間がクローン動物を作る技術を手に入れて久しい。技術者達はクローン人間制作という大きな欲求に抗することは出来るのだろうか?今現在、何体のクローン人間がこの世に存在するのだろう?いつその事実が公になるのだろう?

2011/05/28

水は低い方へ、湯気は高い方へ、

ようやく、バスルームの防水工事に手をつけたのです。
あらかじめ下地は作ってありますが、この下地ちょいと工夫がしてあります。風呂の床は平らじゃいけません、水がスムーズに流れるよう勾配が必要なのです。同様に天井も平らじゃないのです。湯気をスムーズに逃がすよう勾配があったほうがいいのです。

天井は檜材、床壁全面はFRPでガッチリと防水処理をしてからタイルで仕上げることにしたのです。
まずは、下地の入隅に防かびコーキングで面材(断面が二等辺三角形の角をとる為の部材。FRPは直角には貼れないので、これが必要なのです。)を取り付けてから、FRPの貼り付きを良くするために下地材にウレタン系のシーラーを塗布します。
この日の作業はこれだけ。体に悪い空気を吸いすぎちゃいけませんので、ぼちぼち進めます。

2011/05/08

新鮮な魚持って遊びにおいで

今年もわさびの葉が青々と茂ってきた。そろそろ葉を摘んで食べよう。
洗って、オリーブオイルかけて、塩胡椒ふって、サラダで食べるのが一番好きです。わさび特有の辛みが欲しい時には湯通しをします。すると何故か辛みが出てくるのですから不思議なの
です。
株が大分増えてきたので、今年は2-3本わさびの根も食べようと思います。海辺に住む友人が新鮮な海の幸を持って遊びに来ることに期待です。

2011/05/07

動植物間の循環

コゴミの周囲にコロコロとした糞が沢山落ちている。
よく出来たもので、新芽を食べにくる動物が糞を落とし、その糞が肥料となり植物の成長を促す。美しき自然界の循環システム。
今日、その糞の主とついに遭遇。白髪交じりの黒い毛に包まれた獣が太い脚でのっそりと歩いている。こいつはな~んだ?

2011/05/05

屈みは一気に背を伸ばす

ゴールデンウィークに入り、裏山のコゴミが一斉に芽吹き出したのです。丸まって落ち葉の下に隠れていた新芽が一気に伸びて突如姿を現します。数日前まで何にも無かった場所が、コゴミだらけ。足の踏み場もない程の群生です。
一株から6-7本の芽が出ますが、決して全部獲ってはいけません。2-3本は残しておかないと株が弱ってしまうのです。山菜というのは、人の手による品種改良を受けていない、限られた期間しか食べられない、貴重な天然植物です。当然植物にダメージの無い範囲で頂かないといけません。
コゴミのサラダ、天麩羅、味噌汁、漬物、パスタ、、、さて今晩はどうやって食べようか。

2011/04/30

牛乳風呂には最適です

プラスティックやFRPの質感はどうも好きになれないので、バスタブはホーロー製を選んだのです。鉄にガラスの釉薬をかけた伝統技術、どこか懐かしく手の温もりを感じるのです(実際にはひんやりと冷たいのですが)。
近頃では、重くて、割れやすい、ホーローは工事効率が悪く施工業者からは嫌われるようです。所詮他人の家ですから、施工業者は楽でリスクの少ない施工法(日本の風呂はほとんどユニットバスになってしまいました)を好みます。施主の拘りの少ないこの日本では、器具や工法の選択はほぼ業者任せですから、このままではホーローのバスタブは近い将来消えてしまうかもしれません。皆がもう少し、自分自身の家作りに積極的に係わるようになるといいのですが。
バスタブに脚を取り付ける。排水口とオーバーフロー口を取り付け、その2つの口を排水管で繋ぐ。水が溢れそうになるとオーバーフロー口から水が流れ出て排水口と合流する仕組み。さらに、この2つの口にあるキャップは連動しており、オーバーフローキャップを回すと排水キャップが開閉する。
さあ、これからが大仕事、風呂場の防水工事、タイル貼り、をしっかりとしなくてはなりません。在来工法の風呂は手がかかります。

2011/04/25

山中のブロンド

窓の外に金色の物体が見える。あんな所に何かあったかな?と凝視していると、動いた。白い顔がこっちを見た。テン、あれはキテンに違いない!(写真中央奥)
ふわふわで美しい金色の毛皮は、美しく、可愛らしく、神秘的である。そして白い顔はなんだか高貴。
よし、餌付けにチャレンジしてみよう。肩や頭に乗せればとっても暖かいに違いない。うちには、まだ鶏もいなければ生簀も無いので、敵ではない。きっと友達になれるだろう。

2011/04/05

電気や灯油が無くても風邪をひかない

雪により中断を余儀なくされていた作業を再開したのです。まだまだ雪が深く車両ではとても近寄れない状況なので、橇を引いて部材を運び込まなくてはなりません。
ようやく、屋根から下げた煙突と薪ストーブとの接続作業です。ストーブ本体の重量は145kgもあるので、まずこいつを動かすのが一苦労。毛布で引きずり、腰を摩り、また引きずり、息を整え、また引きずり、汗を拭い、なんとか所定位置へ。屋根より煙突を一本づつ繋ぎ合わせながら下へと伸ばしてきて、いよいよ本体と接続しようとすると、10センチ足らない。屋根に上り、コーキング材を切り、支持金具のボルトを緩めて、煙突を10センチ下げる。今度はバッチリ。
しかし、まだまだ暖はとれません、燃料となる薪が無いのですから。山の雪が溶けたら間伐材を貰ってきて、薪割りに精を出さねばなりません。来冬の為の燃料を、せっせと自力で蓄えます。そうすれば、停電も灯油不足も関係無いですから。

2011/03/29

ミネラルウォーターはどの程度安全?

「水道水に含まれる放射線量が規定値を超えたから幼児には飲ませないように」と公式に発表されてはパニックになって当然でしょう。都内どころか関東地方のスーパーから水が消えた。何処へ消えたのか?
母が子の為に買い貯めた、父も子の為に買い貯めた、叔父叔母も甥姪の為に買い貯めた、祖父母も孫の為に買い貯めた、母は友達の子の為にも買い貯めた、友達もまたその友達の子の為に買い貯めた、どこまでも続く子供想いの心優しい連鎖。
水を買わなかった人はどうする?放射線量は水で洗えば激減出来るようなので、良く洗ってから飲みましょう(本気に受け取らないで下さいね)。
元々、日本では水道水の方がミネラルウォーターより遙かに安全基準が厳しい事って意外と知られていません。ミネラルウォーターは、水道水としては不適合という事実。水道水の安全基準は成人が一日2リットルの摂取を続けても健康を害さないレベルとされているそうです。一方ミネラルウォーターの安全基準は4~5倍緩いので500ml相当までが安全という計算になる。たったの500ml。
今回の騒ぎは放射線。ミネラルウォーターにだって、人体に影響が無いとされる微小の放射線は含まれるのに、採水地によって放射線量の大小も異なるのに、不思議と誰も気にしない。
これを機に、ミネラルウォーター(いっそ全ての食品)に放射線量の表示義務を課してはどうでしょう?そうしたら、みんな微量の放射線なんて気にしなくなるのでは?それとも放射線ノイローゼになっちゃう?核実験を重ねてきた核兵器保有国のミネラルウォーター(食品)は、もしかしたら放射線量がちょっと高かったりして?

2011/02/19

白い苺は危険な香り

一見、和菓子のような苺をもらったのです。肌色が白く、種の色は赤い。「初恋の香り」という土産菓子のような名の苺です。
一種のアルビノだろうか?遺伝子疾患を人為的に固定し、アルビノを量産しているのだろうか?安全性に問題は無いのだろうか?
見た目は決して旨そうではない。白肌の上の赤い種が、髭の剃り跡から血が滲んでいるようで、見れば見るほどグロテスクです。
口に入れた瞬間、やわらかな甘みが広がり旨いような気がする(味の無さそうな外見とのギャップが実際以上の甘みを感じさせるだけかも知れない)ものの、それだけ。酸味は全く無く、味に奥行きが感じられない。口当たりは良いが、旨くはないのです。
この苺の価値は、味ではなく、物珍しさ(話題性)にあるのでしょう。決して否定しているのではありません。話題を提供するという事は、人と人とのコミュニケーションの促進において大きな意味を持つのですから。

2011/01/24

メッキの剥がれたトレンディーレストラン

ライブ前に時間があったので、恵比寿にあるお城のような門構えのフレンチレストランで食事をしてみたのです。
店内に入ってがっかり、全てが薄っぺらいのです。張りぼてモールド額縁の上を紫色のペンキで塗った(所々剥がれた)壁。作家の絵心も職人の技も無い(一昔前にはトレンドだった?)草模様のカーペット。合成皮革張りで、体馴染みが悪く、無意味なデザイン脚のついた椅子。薄い化粧板の上からクリア塗装でピカピカにした(
エッジが傷つきみずぼらしく剥がれた)合板の机。これみよがしに吊り下げられた巨大で(下品な)シャンデリア。
2~3年で内装を変える使い捨てトレンディーブティックでよく見られる手法のオンパレードなのです。時を刻む程に、みすぼらしくなる表面的なインテリア。
こんな空間では、せっかくの料理もなんだか表面的に感じてしまうのです。看板シェフはよくOKを出したものだ。いや、インテリアのことなんて何も分かっていない料理バカなのか?

2011/01/08

狩り(借り)

昨年は、熊の親子と間近で遭遇し、猪にさつま芋畑を壊滅され(正月に自家製の芋で作った栗きんとんが食べられないのは、とても悲しいのです)、手負いの鹿に出逢い、猿にトウモロコシを横取りされ、と野生動物を随分と身近に感じた年なのです。特に農作物の被害は死活問題。大切に育てた食物を横取りされては、生きてゆけないのです。
この猟期には、裏山の動物(にっくき泥棒猫、いや泥棒猪め!)を何頭か狩って、今年の被害を削減させなくてはならないと思っているのです。うちの畑の作物を食べて育った猪を撃ち(討ち)、鍋やカレーや燻製にして食べる。それで、とんとん。
私、思うところあって、家畜肉は食さないのですが、地元で駆除された野生動物だけは食べることにしているのです。スポーツハンティングではありません、生きる為の闘い(ちょっと大げさですが)なのです。