2010/09/29

硬派な技術者と軟派なデザイナー

土台組み完了。
防腐剤をたっぷりと加圧注入(アンカー穴をあけると液体が滲み出てくる)された材は、とにかく重い。大工泣かせ(施主喜ばせ)なのです。
土台の下には、水平レベル調整用の可動スペーサーを挟み入れて高さを微調整します。なんて便利なのでしょう。
技術者によって開発された高機能プロダクトには大きな存在意義があるものです。

2010/09/20

季節外れのお楽しみ

野菜の収穫時期は年に一度だけ。収穫した野菜を一年間楽しむには工夫が必要なのです。スーパーで季節外れの野菜を買うという発想を捨てると、もう死活問題なのです。
ズッキーニと茄子を乾燥してみました。乾燥するとペラッペラのポテトチップスのような状態になるのです。水分が抜け、味がギュッと濃縮されているのでしょう。冬場になったら、オリーブオイルで戻して、塩胡椒、バルサミコ酢をちょいとたらせばきっと旨い、と想像しているのです。

2010/09/12

技術進歩と反比例して人は退化してゆく

プレカット材が現場近くに到着。こいつを小分けして山中の現場まで運び込んだのです。
重機というのはなんと頼もしいのだろう。肉体労働のイメージの強い建築現場ですが、人力頼りの作業というものは、もうほとんど行われていないようです。便利さ(楽をすること)を一度知ってしまうともう後戻りは出来ないものです。

2010/09/11

職人は明快

屋根の仕様を検討しに屋根屋の作業場を訪れたのです。
折り方をいくつか試作してもらいながら、雨仕舞い、雪落ち、伸縮変形、耐久性、見えががり、等を検討したのです。結局は至ってシンプルな仕様が合理的であるということを確認して、決定。素材は、安価なガルバリウム鋼板。
作業場へ足を運び、熟練職人と直接話しをすることは大好きなのです。こちらの疑問への明快な回答をその場で得ることができるのです。
一方、間に中途半端な営業やコーディネーターと呼ばれる人間が介在すると、概して曖昧な回答しか得ることが出来ず、ささいな事を複雑化されてしまうことが多いのです。

2010/09/05

木の上の小熊はとても可愛い

ベタ基礎が完成しました。が、その話は置いておいて、
湧水を引き込む予定なので、水源を確認しに裏山に入ったところ、真黒な毛並みの美しい熊の親子に出会ったのです。小熊が木に登り、親熊が下から支えるようにしている、仲の良い熊の親子です。
初めて遭遇した野生の熊に、現実感が全く湧かず、なんだかワクワクしてしばらく観察でもしていようかなと思ったその瞬間、親熊がこちらを振り返ったのです。目と目が合った途端、急に我に返り、一目散に、斜面を転がり落ちるように、しかし音を立てぬよう静かに(まるで忍者のように)逃げたのです。後ろを振り返る余裕はありませんでしたが、どうやら
熊は追いかけては来なかったようです。
現実に還った今、あの瞬間を思い出すだけで、しょんべん(Sorry Ladys!)をちびりそうになるのです。

2010/09/01

線から面に

基礎工事の為の整地作業を行っていたら水が湧いてきたのです。この湧水を利用して、家の周りを池にして岩魚や山女を飼おうと思うのです。夏は暖気を冷やし、冬には雪を溶かし、とても機能的な池となるでしょう。
だが、喜んでばかりもいられないのです。地盤が水により軟くなる可能性があるので、しっかりとした基礎を作らねばなりません。布基礎で予定していたものを、しっかりとしたベタ基礎に変更です。