2011/12/27

病気の無農薬果実と健康な農薬果実

野菜や果実は無農薬が良いと言われる。が、本当にそうなのだろうか?
隣人に無農薬で林檎の栽培を試みている人間がいる。写真のリンゴはその隣人にもらった林檎である。
そもそも。われられ現代日本人の慣れ親しん林檎というのは、農薬の散布を前提として品種改良されたものである。大きくて、赤くて、甘くて、蜜の入った林檎。その農薬栽培を前提とした林檎を無農薬で栽培することに大きな矛盾を感じてしまうのです。
自然界に自生する林檎の原種というのは、小さくて、青くて、そんなに甘くなくて、およそ我々のイメージのリンゴとはかけ離れたものです。これが、無農薬の自然な林檎。
隣人にもらったリンゴは、無農薬ゆえに虫に喰われ、病気にかかった、醜いものです。こんな林檎を、美味しいと言って食べる人を良く目にします。でも本当においしいのだろうか?病気にかかっていない、虫に喰われていない、林檎の方が私には美味しいように思えるのです。
人間に置き換えてみましょう。薬を使わずに病に犯された人、薬によって病に打ち勝った人、どちらが健康なのでしょう?
病気にかかった無農薬林檎と、健康な農薬林檎。さあどっちを選びます?