2011/06/30

鹿がたぬき(田抜き)

田植をしているお婆さんにしては様子がおかしいぞ、体の調子でも悪いのか、と思い慌てて駆け寄ってみるとそこに居たのは鹿。
田植とは逆の要領で、一苗一苗順番に抜き取っては食べてゆく。とても長閑な風景。追い払う気になれず、そっと退散。

2011/06/24

グラスファイバーの巣 *偶然のデザイン*

いつの間にか我が家の壁沿いにキセキレイの巣が3つ。そういえば、つがいのキセキレイが、毎日せっせと歩き回っていた。
この巣、良く観ると小枝の間に白い繊維が混じっている。なんと、グラスファイバーである。バスルームのFRP防水工事で使用したグラスファイバーに違いない。キセキレイ達は、屋外に落ちていたグラスファイバーの繊維を見つけ、これ幸いと巣作りに利用したようだ。
意図的にもっと多くのグラスファイバー繊維を落としておいたらどうなるだろう?グラスファイバーの混合比率が上がり、繭のように白くて美しい巣を作るのかもしれない。軽くて丈夫で耐水性のあるグラスファイバーの巣。何年も使える高性能住宅。
そんなハイテクな巣を手にしたキセキレイはどうなるだろう?巣作り労働から解放され、もっと美しい歌を奏でるようになるかもしれない。食事に割く時間が増え、ポッチャリしてしまうかもしれない。雛は居心地の良い巣に引き篭もってしまうかもしれない。

2011/06/18

人の命はミツバチに支えられている

我が家にニホンミツバチがやってきた。となり村の知人が養蜂箱を庭の梅の下に置いていったのだ。
知人は自分の家の近所で分蜂群(この時期になるとミツバチは新たな巣を求めて古巣を後にし、巣が見つかるまで球状に群を成している)をつかまえて箱に入れたのだが、元の巣が近すぎては戻ってしまうことがあるという。で、少し離れた我が家にやってきたのである。
巣箱の出入口は働き蜂がひっきりなしに出入りしている。脚にはたっぷりと花粉がついている。働き蜂はこうしてせっせと花々を飛び渡って蜜を集める。同時に花粉を運び、植物を受粉させる。受粉によって実った農作物を人が食べる。自然の摂理には本当に感心させられます。
「ミツバチがいなくなったら人類は4年以内に滅びる」とアインシュタインは言ったそうだ。そうなっては困りますので、来年には我が家でもニホンミツバチを飼ってみようと思う。しばらくはこの借り物で生態研究です。

2011/06/02

補償を恐れる必要はない

FRPの上からタイルを直に貼ることにした。
サンドペーパーでFRP面を荒らしをたり、樹脂が乾く前に砂を蒔いたり、等の下処理をしないとFRPにはなかなか接着が出来ないと言う。だが、FRPを削ると細かなガラス粒子が舞って危険だし、液体樹脂が発する悪臭をこれ以上吸いこむのも嫌なので、悩んだ末、下地処理は省略。そのまま試し貼りしてみたところ、ガッチリと接着されたのでOK。万が一、剥がれたら、自分で修理すればいいだけですから。
窓周りを基準に墨でガイドラインを引き(職人はガイド無しでピシッと仕上げるのだから流石です)、丁寧にタイルを貼ってゆきます。この作業はパズルのようで楽しい。ようやく一面を完了。
まだまだ先は長い、いやまだまだ楽しめるぞ。