2010/12/18

日本の床とスペインの床

日本の伝統を尊重するばかりが良いとも限りません。現代の生活には、世界中の様々な文化(西欧、東欧、中近東、アジア、米、、、)が混在しています。それぞれのいいとこを積極的に取り入れたライフスタイルが一番自然だと思うのです。ただし、そのミックス加減には大いなる拘りと細心の注意が必要です。(概して日本人の家は、物欲に任せて買い集められた物に溢れた、醜い雑多な空間になっています。)
さて、浮造りの木床(国産杉)では問題の生じる場所は、くり抜いて別の素材(スペイン産テラコッタ)を敷いたのです。
まず、仕上りが平らになるよう下地の高さを調整します。テラコッタに強力接着剤を塗って均等に貼り付けます。目地材を練り上げて、目地を入れます。周囲にはみ出した余分な目地を水を含ませたスポンジで洗い取ります。
火に強く、汚れを洗い落とせる床の完成です。後日、この床の上に薪ストーブを設置します。横には薪を数束積み上げておきます。
これで、薪をくべる際に灰がこぼれても安心、ストーブ上の鍋が噴きこぼれても安心なのです。

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