2009/09/08

庭先のトマトは傘をさす*場当りデザイン*

トマトに雨は大敵。雨に当たったトマトは割れてしまうのです。また湿気はカビや病気の原因となります。
そもそも南米の乾燥したエリアが原産地ですから、このジメジメとした日本の気候に合うはずがないのです。無理して育てる為に、日本では一般にビニールハウス栽培が行われています。交配を繰り返して、大きく甘く多産になった日本のトマトは、屋外では育たないのです
個人が家で食べるには、古くなった傘をさしてやれば十分。田舎の民家先で見かける傘をさしたトマト達は、「即興デザイン」精神(=身の回りの物を用いて、その特性を生かした新たな機能を創造すること。この手の愛すべきデザインをセバスチャンはこう呼びます。)
に溢れていてとても愛らしいのです。
クリストが長閑な田園風景に立てた黄色い傘とは大違いです。

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