2011/02/19

白い苺は危険な香り

一見、和菓子のような苺をもらったのです。肌色が白く、種の色は赤い。「初恋の香り」という土産菓子のような名の苺です。
一種のアルビノだろうか?遺伝子疾患を人為的に固定し、アルビノを量産しているのだろうか?安全性に問題は無いのだろうか?
見た目は決して旨そうではない。白肌の上の赤い種が、髭の剃り跡から血が滲んでいるようで、見れば見るほどグロテスクです。
口に入れた瞬間、やわらかな甘みが広がり旨いような気がする(味の無さそうな外見とのギャップが実際以上の甘みを感じさせるだけかも知れない)ものの、それだけ。酸味は全く無く、味に奥行きが感じられない。口当たりは良いが、旨くはないのです。
この苺の価値は、味ではなく、物珍しさ(話題性)にあるのでしょう。決して否定しているのではありません。話題を提供するという事は、人と人とのコミュニケーションの促進において大きな意味を持つのですから。