2009/10/01

象は亀を食べる

稲穂が頭を垂れ収穫の季節になると、冷たい秋風に田を追われたカメムシ達が人の家へと侵入してくるのです。
刺激を与えると強烈な悪臭(半日は臭いがとれない)を放つカメムシ。手でつかんでも、棒で突いても、その悪臭(パクチーに似て美味しそうな臭いだという変わり者もいるが)を逃れることは出来ない。
そんな厄介なカメムシの撃退法をタイプ別に3つご紹介しましょう。①都会派の皆様には、ガムテープ作戦がお勧めです。5センチ程の長さに切ったガムテープ(クラフト紙製)をカメムシの背中にペタリ。ガムテープ粘着面の中心で優しくカメムシを捕えます。カメムシは何が起きたのか分からず、臭いを出すのも忘れて戸惑います。そこを手早くガムテープを斜め半分に折り(美しい二等辺三角形のワンタン状が理想的です)にし、隙間の無いようカメムシを密閉します。これでOK。ゴミ箱へ。②カメムシ発生量の多いカントリー派の皆様には、小瓶作戦。栄養ドリンク等の蓋付き小瓶を用意します。カメムシに静かに近づき、手早く一気に瓶の口でカメムシを捕えます。カメムシが瓶の中に落ちるやいなや蓋を閉じ、臭いを封じ込めます。思い切りの良さが大切です。カメムシで瓶が一杯になった暁の達成感はなかなかのものです。③殺生は出来ぬという、心優しい友愛派の皆様には、天敵作戦です。ゾウムシを沢山捕獲し、ペットとして愛情を注いで飼育しましょう。まずは、餌を与えずに少しダイエットしてもらいます。ダイエットもそろそろきつそうだなという表情が見て取れたら、家の中に放ってあげましょう。体の軽くなったゾウムシは、家の中をゆっくりと(まさに象のように)歩き回り、じわじわと仕事をしてくれます。でも、その仕事ぶりは決して見てはいけません。そうこうしているうちに段々とカメムシが減ってゆくでしょう。もし、ミイラ化したカメムシが落ちていたら庭先に埋めて供養してあげましょう。

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