2010/11/07

蛇口を捻るだけでは何も出てこない

生きる為の水、寛ぎの湯、を手に入れる為に、まずは給湯器の据え付け作業。
水源から引き込む水を給湯器に入れ、沸かしたお湯を室内へ供給するのです。つまり、繋ぐ水道管は2本。
湯を沸かす為のエネルギー源は、200Vと100V。繋ぐ電線は2本。そして、リモコン用の線が1本。凍結防止ヒーターも忘れずに。
あとは、基礎にアンカーでしっかりと固定するだけ。
給湯器の設置は終わりましたが、まだお湯は手に入りません。それにはまず水を確保しなくてはならないのです。約250M山手にある水源から清らかな湧水を引き込む予定なので、もう一苦労です。
松下幸之助は水道哲学と称して、安易に得られる利便性を追求したが、これが何も出来ない日本人、DIYの苦手な日本人、簡単に物を捨てる日本人、を育てたのではないでしょうか?戦後の日本経済を支えてきた使い捨て家電文化の弊害。
この世には、何でも出てくる魔法の蛇口など存在しないのです。便利な物やサーヴィスの背景には、様々な労力と資源が投入されているのです。

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