2010/11/25

健康に良いフローリング

床を浮造りの杉板で仕上げてみました。ブラシのような物で擦って、硬い木目を浮き立たせた凹凸のある板材です。木の質感が強調されて、なかなか味わい深い素材です。傷や汚れも目立ちにくい。さらには、足裏を程よく刺激するので、健康にも良いらしい。ただし、伝統的な日本家屋で使われてきた材なので、今日の西洋式の生活には不向きな点もあるのです。家具がガタついてしまったり、掃除機をかけづらかったり。
室内では靴を脱ぐ日本で使われる一般的なフローリング材は、表面がコーティングされピカピカに仕上がっていますので、ちょっとしたキズでも気になります。一方、この浮造りならキズも味のうち、使うほどに味わいが増すでしょう。
さて、メリットorデメリット、どちらを採る?勇気を出して冒険(伝統を採用することが冒険か?)をしよう!ガタつく家具の脚にはビアマットでも敷けばいいじゃないですか。掃除機は使わずに、箒で掃いてから雑巾をかければいいじゃないですか。表面に薄っぺらな化粧を施したような仕上げより、素顔で勝負できる仕上げの方が好きなのです。

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