2010/03/04

名は体を表わさないことは多々ある

大アサリという貝を沢山頂いたのである。ハマグリより遥かに大きなアサリである。
まず焼いてみた、開いた口に酒と醤油を少々。汁がたっぷり、身も大きいので、喜びも大きい。口に入れた瞬間旨い、と思ったのもつかの間、どうにも歯切れが悪くて
噛み切れない。焼きすぎたのか?噛んでいるうちにやや臭みも感じられてきた。
次は酒蒸しにしてみた。これで臭みも硬さも解消と考えた。が、解消されない。
あまり身が旨くないということは、ダシ用の貝なのだろうとお吸い物にした。が、あまりダシが出ない。なんだか臭みが際立ってしまった。
では素材の味を楽しむものでは無いのだろうと、焼いてバター醤油でしっかり味をつけてみた。臭みが気にならなくなり、まあ食える。
調べたところ、この大アサリと呼ばれる貝は、大きなアサリでは無いのである。ウチムラサキという全く別種の貝なのである。これでは、ウミヘビが大アナゴとして加工販売されている(た?)のと同じなのである。

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