2010/04/01

屋外で自然を満喫するエゴイスト達

天気も上々であったので、上野の山を散歩に訪れたのである。桜の花は八分咲きで桜並道は多くの人々で賑わっていたのです。
ところが、頭上の桜を眺めながらしばらく歩くと、異様な光景が目に入ってきたのである。なんと両脇の桜の下の広大なスペースに綱が張り巡らされ、ブルーシートが敷き詰められていたのです。せっかくの桜並木の美しい風景が台無しにされているのです。
どうやら場所取りの為のブルーシートらしいのですが、そこに人はいないのです。団体名の記された書き置きが貼られているだけなのです。この場所とりの為に歩道スペースは狭められ、通路は混雑し、皆が窮屈に歩いているのです。もちろん腰を下ろして休憩する場所なんてありません。
皆が楽しみに訪れる公共の桜並木を、自分達の宴会をおこなう数時間の為だけに、永遠と占拠し続ける人々の利己主義には呆れます。そんな公共の迷惑も顧みない利己的な人々(その多くは大の企業人達)は、自分達の恥を晒していることに気付いていないのですから始末に負えません。ともすれば桜の下で宴会をすることで、自然派、エコ志向、なんて勘違いをしている大馬鹿者かもしれません。

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