2010/02/25

恥ずかしげも無く手のひらを返す人々がいる

牧場のスノーボードパークは、今最高にいい状態である。25年前からは考えられぬほどの充実ぶり。ジャンプ台は大小10台程度、レールやボックス等のジブアイテムも多バリエーション、そしてハーフパイプも。深さ3-4Mとやや浅めのパイプながら、鈍った老体にはちょうど良い具合。雪質の悪くなるこの季節は、フリーランではあまり楽しめないので、パークの充実はとてもうれしいのです。
25年前にはどのゲレンデでも邪魔者扱いされ、迫害してされていたスノーボード。今ではそのスノーボードで飯を食べているゲレンデが多い。
國母騒動を見ると、日本スノーボード協会(JSBA)と日本スキー連盟(SAJ)とは、いまだ協調出来ていないようだ。(JSBAから借りてきた國母がSAJの権力を屁とも思わない横柄な態度をとったことが、SAJのお偉方には面白くなかった。という事については何故か報道されないが。)自分達の利権を守るために当初スノーボードという新しいスポーツを排除した日本スキー連盟だが、スノーボードのオリンピック種目化が決まると手のひらを返してスノーボードを取り込もうとした。国際スノーボード連盟(FIS)に属し、
それまでスノーボードの普及に尽力してきた、日本スノーボード協会は面白いはずがない。だが日本スキー連盟は有無を言わせず力尽くでオリンピック利権をとった。当初は、SAJ公認の大会には世界大会で活躍する真の実力者達(JSBA所属選手)はほとんど出なかったものだ。オリンピックという一過的な名誉や周囲の利権争いに振り回されず、自身の信念を貫いた選手が多くいた。その結果、二流選手がオリンピック日本代表となって恥をさらしたのもつい最近のこと。
オリンピックのように膨大な金の動くイベント(国家事業ですから)の影には、大小様々な利権の集積があることをちゃんと認識しておきたい。

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