2010/01/09

ブスカワイイ仏像

6日から7日にかけて、少林山の達磨市へ出かけた。七草の日に夜通し行われるの賑やかな門前市。あの張り子の達磨人形発祥の寺である。
愛嬌のある丸いフォルム。厳つい髭面。手足は無い。達磨人形は単なる験担ぎグッズを超越した、民芸品の趣がある。派手さを競う、熊手や羽子板等とは別次元にあるプロダクト。目の入っていない人形に片目を入れ、願を掛ける。願いの適った暁にもう一方の目を入れる。
自分の手で開眼させるというプロセスが興味深い。また、飢饉の際に、農家の副業として生活を支えたという、シンプルな木型を利用した簡単につくれる張り子人形である、という出生も良い。

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