動物を殺めることは、とても心が痛むことである。だが大切な農作物を奪われては自分が生きていけない。したがって、適正な有害鳥獣駆除は避けられないのである。適正な食物連鎖の再生。人間は食物連鎖の頂点に立つ責任を適正に全うしなくてはならない。
しかしながら、「適正」という判断は慎重に下したい。まず、本当に有害な鳥獣であること。次に、駆除した後の鳥獣は、責任を持って解体し、食し、最大限有効に活用すること。決してスポーツ感覚で楽しまないこと。決して商売を目的としないこと。
私は、10年以上肉を口にして来なかったが、近隣の獣達とは積極的に係わり、やむを得ず駆除された獣は食してゆきたいと思う。
*写真は裏山で見つけた、まだ柔らかい熊の糞。