2012/01/27

自分自身の道を拓く

我が家は表通りから1キロ程奥まった山中にポツリと在る。
冬場はこの1キロの間は雪で閉ざされ、車は入れなくなるのです。歩く為には、雪が降るたびに丁寧に踏み固め、細い歩道を確保しなくてはなりません。この作業を怠ると、腰まで雪に埋もれ、雪の中を泳ぐはめになってしまいます。
この自分自身で拓いた真っ白な細い一本道を、他人が通ることの無い道を、大きなザックを背負って、汗かいて、白い息吐いて、夜にはヘッドランプを照らして、我が家へ歩き帰ることが、とっても心地よいのです。冬の間だけしか存在しない、この世で一番好きな道なんです。
所々を動物の足跡が横切っています。しかし、宅配便も、郵便局でさえも配達に来ません。東京電力もメーター確認に来ません。

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