2010/12/06

利休のコンセント*偶然のデザイン*

樹脂製のコンセントフレームを近頃見かけますが、実際に使ってみるとこれは便利。金属フレームのように爪を抉曲げる必要は無く、押し込むだけでコンセントやスイッチをカチッと固定出来るのです。これなら、あの爪の歪みが気にならない。電気の絶縁性もバッチリ。コンセントカバーをつけなくても何の問題もありません。(カバーの醸し出す安い生活感が嫌いなので、カバーは取り付けない主義なのです。そもそも、隠して誤魔化すという発想が嫌いなのです。)
フレームに取り付けるコンセントですが、「利休色」という和室用に作られていると思われる鶯色のものが幾つか手違いで届いたのです。利休色という奇妙な名(考えてみると鶯色というのも奇妙な色名ですが)のこのコンセントですが、取り付けてみると悪くない。グレーのフレームを剥き出しのままにすると、その工業的なイメージと相まって、アーミー調の雰囲気です。気に入ったのです。
コンセントは白と利休色の混在、アンテナ端子と片切りスイッチは白、両切りスイッチはグレー(これも手違い)。手違いによって複数の色が混在してしまいましたが、これは用途毎の使い分けに最適なのです。意匠的にもなかなか面白い。コンセントの色を意図的に使い分けるだけで、実用的な遊び(デザイン)が出来るのです。

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