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子供の頃、サラダに入ったビーツを初めて見たときにはギョッとしたものだが、今ではすっかりお気に入りの野菜です。トロッとして甘くて土臭い、あの風味が
たまりません。でも、日本ではほとんど入手出来る機会が無いので、自家栽培(素材作り)に挑戦。
これが、手間いらずで簡単!種を畑に直播きし、放置しておいたら立派なビーツが沢山出来ました。病気もなければ、虫の被害もほとんど無し。株が大分土の上に出ていたので、きっと土寄せぐらいした方がよかったのかもしれません。
さて、ようやく出来た素材をどう料理(加工)するか?まずは、冷たいスープにしてみた。茹でたビーツの半分程と飴色に炒めた玉ねぎをミキサーにかけ、残りをサイコロ状にカット。オリーブオイルでニンニクを炒めてから赤ワインと撹拌、ここに先のビーツをまとめて投入して塩コショウで味を調える。冷やして食してみたら旨い!
このビーツという素材は面白い、様々な可能性を秘めている。甘いデザートや、ジュース、ニョッキ、パスタ、リゾット、パン、炊き込みご飯、おでん、カレー、寿司、、、いろいろと実験してみよう。板や布を染めてもいいかもしれない。
ようやく暖かくなってきたので、「せっつぁば」を耕し、畝を起こして、芋を植えたのである。
まずは、じゃが芋達。インカの芽生えを半畝、メークイーンを一畝、男爵を一畝。種イモを2-3等分に切り、高さ10cm程度の畝に30cm程の間隔で植える。鶏糞、菜種粕、堆肥を入れて埋めれば良し。
次にさつま芋を一畝。こいつはちょいと手が掛る。藁を敷き、米ぬかをたっぷりとかけてから、土を盛って30cm程の畝を立て、マルチ(除草、保温、保湿の為に畝に被せるカバー)を掛ける。これでしばらく置いておくと、藁によって畑の窒素分が吸収されて、さつま芋に適した土になるのである。今日はここまで、苗は後日植える。
最後に里芋も一畝。こいつは丸のまま植える。あとはじゃが芋と同じ要領で埋めてから、最後にマルチを掛けてやる。里芋は他の芋より水分を必要とするので、マルチを被せて保湿してやる。
ゴールデンウィークというのは、農業にとっては大忙しの一週間なのである。会社務めをしている若夫婦も帰省し、爺さんから孫まで三世代総出で農作業なんて風景は微笑ましいものである。子供には土まみれの服が良く似合う。悠長に旅行なんて楽しんでいては、スーパーで農薬タップリの野菜を買うはめになってしまうのです。